BIM

住環境研究所では、2015年より従来の2次元CADによる設計から、「BIMによる設計」に移行し、デザイン検討はもちろん、配置計画、環境シュミレーションなどもBIMで行い、設計の一元化を図っています。お施主様にも安心して家づくりや設計に関わって頂けるように、企画段階からBIMによる分かりやすいプレゼンテーションを行い、圧倒的なスピードとクオリティで、お施主様の想いを形にしています。

 

※「BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)」とは、コンピューター上に3次元の建物のデジタルモデルを作り、建築の設計、施工から維持管理までのさまざまな工程において情報活用、分析を効率的に行う建築管理工法のこと

BIMでできること

01

モデルと連携した図面作成


BIMでは、建物を3Dモデルで入力することで、平面図、立面図、断面図、面積表、建具表などの各種図面を作成することができます。逆に、図面での変更は、すぐにモデルへ反映されます。3Dでプロジェクトを進めることにより、デザインを立体的に検討できるだけでなく、図面に表現されない細かな部分も確認できるため、効率性、正確性が向上します。



02

コミュニケーションとしての利用


2D図面のみでの打ち合わせではなかなか設計の意図が伝わらず、合意形成までに何度も変更や修正が必要になることも少なくありません。美しく高品質なパースを作成することはもちろん、3Dプレゼンテーションツールを使い、お施主様に建物内を自由に見てもらうことができるため、視覚的に互いの意図を確認することができます。また、そこで出た要望も即座に3Dで修正し、再提案することもできます。


パースと写真の見比べ


03

日照シミュレーションを利用し、快適な住環境へ


夏の太陽光は軒や庇などで遮蔽し、冬の太陽光はできるだけ室内に取り込むことで、部屋内の快適性が上がり、省エネの効果も期待できます。BIM上で敷地の位置、近隣建物、時刻などを設定することにより、このような日照のシミュレーションを行うことが可能です。



04

建物の燃費性能を表す環境シュミレーション


BIMモデルには断熱性能の情報も含まれるため、周辺環境や設備の情報を入力することで、エネルギー評価・検証を行うことができます。3Dモデルの修正は、リアルタイムに評価結果へ影響を与えるため、初期段階から建物の外皮性能や消費エネルギーに配慮した設計を進めることが可能です。



05

数量・コストチェック 一元管理


3Dモデルデータから、建具情報やコンクリート数量、面積表などあらゆる情報を抽出し、活用できます。モデルを修正をすると数量情報も瞬時に変更され、時間をかけずに概算数量を把握できます。施工段階では現場担当者とタブレットを見ながら、寸法や数量を確認することができます。3Dモデルに入力された情報は、設計、施工段階はもちろんのこと、施設管理においても活用できます。



06

日影・天空率もモデルと連携し出力可能


日影・天空率斜線制限といった※集団規定の検討もBIM上でシミュレーションすることができます。

アドオンソフトを使用し、斜線・逆日影でのボリューム検討や日影計算、天空率計算、逆天空率計算が可能です。

※集団規定とは、建築基準法に定められたところの各種規定の中で、建築物、及び都市との関係に関する規定の総称・通称のこと。



MOVIE

BIMで作成した3Dモデルをもとに作成したフライスル―・ウォークスルー動画です。