わたしたちの  ”幸のいる家”  づくり

”幸のいる家”のお施主様である奥様から、たくさんの想いをお話頂きました。

みなさまにもご紹介できればと、ご協力頂きました。

 

衣食住の一つである住まいは、生きる為に欠かすことのできない要素です。

皆様にも、きっと素敵な思い出や想いがありませんか?

 

 

”幸のいる家”
”幸のいる家”

バックナンバーはこちら →  1. 住まいへの想い

3. 土地探しと家族と住みたい家

 

いざ『家を建てる!』となると、「いったいどこに建てるの?」「どれくらいの広さの土地なら良いのだろう?」「どうやら家を建てるにはいろいろ法的な条件があるみたいだけどよくわからないし、不安だな。」など、どんどん疑問がわいてくると思います。

 それに加えて、家族ひとりひとりの思いや都合もからんでくるので、話が行ったり来たりします。私たち家族もそれらに翻弄されながらの日々をおくっていました。

 

『浜松を知らないことへの戸惑い』

 

 浜松に帰ってくることは決まっていたのですが、さて念願のマイホームは何処に…?となると全く検討がつかなかったのです。夫は大学からずっと浜松から離れて生活していましたし、私は浜松には全く縁もゆかりもない身の上でした。そのため「さてどうしよう?」と二人で頭を抱えてしまいました。

 

 とにかく、「まず浜松を見て回るしかない!」という話になり、週末浜松に帰る機会をできるだけ作って、地図を片手に市内をドライブすることにしました。それぞれの「こんなところで生活したいな。」というイメージだけでもとにかく膨らませようということで始めました。そうしていくうちに、それぞれの家を建てる環境への意識が芽生え、そこから住まい方への理想も芽生えていきました。

 こうして、やっと夫婦で住まう場所への想いを語れるようになりました。不思議なものでいざ具体的に話を進めようとなるとお互いに考え方の優先順位が違うものなのですね。

 

夫はまず、“通勤可能な距離であるか”“子どもの進学面で公共交通機関の便が良い場所か”を大切にしたいという考えでした。それらはもちろん大切なことです。しかし、私は“利便性だけを優先するのではなく、豊かな住環境のもとであれば子どもはその環境で育っていけるだろう。長年夢に抱いてきた住まいとその環境への想いを実現したい!”という考えでした。

 

 そこで、最も現実的なこと、土地や建物等にかけられる予算を明確にし、その上でもう一度浜松市内で建てたい家の大きさ(例えば4LDKで何坪ぐらいの土地かなど)を設定しながら、場所とその土地の面積や諸条件を比べてみることにしました。実際やってみると、これなら!という物件があっても購入予算が合わないなどすべての条件が当てはまることなどまずなく、またしても混沌とした状態になってしまったのです。

 

行き詰った私たちは別の切り口から見つめ直そうということになりました。土地の利便性などの条件面ではなく、自分達のこれからの生き方について見つめ直すことが必要ではないかと思いました。子どもが生まれてまだ数年、浜松というあまり知らない土地で、私たちはどうありたいか。私たちにとって何が最も大切なのか。どう生きたいかを話し合いました。

 

 長い目で見て、生きていきたい場所を考える!生活する場所への優先順位を整理し、選択できる自分達の考え方を持つようにしたのです。結果、私たちは二人だけの人生から思いがけず三人の人生になれたことを最も幸せなことだと強く思っていることに気づきました。家族や周囲の人々とともに娘を健やかに育てていくことを大切にしたいと思いました。そういう人々との関係を大切にし、われわれの長年の夢“緑が美しく、風が薫る環境での暮らし”を建物の中で感じることができるのではないかと思いました。自分達の暮らし方(家づくり)を通して、“緑が美しく、風が薫る環境での暮らし”を実現しようということになったのです。

 

 そんな時、たまたま現在「幸のいる家」が建っている場所がみつかりました。ただし、この土地は農地転用手続きを行わなければならないことなど、土地にかかわる法律的な条件がいろいろありました。そのため、やはり家づくりの専門家に相談してみなければ話が進まないと思いました。

さて、どなたに相談すればいいのか。ハウスメーカーさん、工務店さん、設計事務所さんは山の数ほどある。

「こんな家に住みたい!」と感じられるお仕事をされているところを見つけることが案外近道かもしれないと思いました。

 

早速、浜松で活動していらっしゃるハウスメーカーさんや工務店さん、設計事務所さんをインターネットで調べました。住宅雑誌なども何冊か買って夫婦で手分けして何度も目を通しました。私は以前建築関係の仕事に携わっていたこともあったので、雑誌やネットのHPからだいたいのイメージはつかめるのですが、夫はこれらを見ていてもピンとこないようでした。「正直、何が良くて何が自分に合っているのかもわからないなあ。」と困った様子でした。その言葉を聞いて、私はお互いの想いが通いあう家づくりをするためには、まず建物を見てみる、感じてみることから始めたほうが良いと思いました。それから週末は親子三人車に飛び乗り、再び浜松を走り回る生活がスタートしたのです。