街の家

4 ひとつの空間を何通りにも演出する照明器具の選択
 照明器具の選択は窓サッシの選択同様,かなりのエネルギーを注ぎ込んだ作業でした。特にLDKと店舗部分については,ひとつの空間を何通りにも演出できるよう間接照明を基本に器具の選択をしました。その際,メーカーカタログだけでは実際の雰囲気が掴みにくい器具については,直接メーカーのショールームで体感するようにしました。また,調光装置を付ける必要がある器具以外は極力電灯色の蛍光灯・蛍光球仕様のものを選ぶことによって,全体の消費電力と熱代謝を抑えることも考えました。
 その結果,LDKでは夕食時等の「団欒モード」,親しい者同士で開く「ホームパーティーモード」,オープンキッチンのカウンターテーブル周辺だけを淡く照らす「ホームバーモード」,音声サラウンドシステムによってDVD視聴をする時の「ホームシアターモード」など,また,店舗においても,商談や打ち合わせ時の「ミーティングモード」,昼下がりにコーヒーなどを飲みながら話ができる「喫茶モード」,夜はぐっと照度を落としての「カフェモード」など,その用途や時間帯に応じて多彩な空間演出が可能になりました。

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