中田島の家


用途    :専用住宅

構造    :木造2階建

延床面積 :139.90㎡

施工    :一括請負

その他   :

-CONCEPT-

インテリアは、杉材や漆喰塗りの壁で昔から日本の民家に使われてきた材料を使っています。実はこの壁下地のほとんどは、竹小舞を編んだ土壁で、その土はこの家の近くで採れたものです。民家が百年単位で継承されてきているのと同様に、御施主さんのお宅も住み手の愛情とメンテナンスで二百年は持つように、という希望が込められています。
かねてより民家型工法の家を造り続けてきましたが、今回始めて本格的な土壁の家を試みました。土を塗り付ける為の下地として竹を細く組む小舞造りから始め、この家の近くで採取した粘土を竹小舞に塗り付けた、荒壁を下地とした昔ながらの土壁です。下地塗り、中塗り、仕上げ塗りと約一年がかりで仕上げました。日本ばかりではなく、土の家が風土や民族の違いを越えて、今日まで造り続けられてきたのは、粘土には多孔質の特徴があるので温度や湿度を自然に調整する機能や、臭いなどの粒子を取り込むなど、住宅の室内環境をうまくコントロールする作用があるからでしょう。